What’s Lifepo4?

リチウム化 するメリット

電源を制する者はキャンピングカーライフを制す

Lifepo4とは、リチウムイオンバッテリーの種類のひとつである「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を示す化学式です。
リン酸鉄系の他には「三元系」や「コバルト系」などいくつかのリチウムイオンバッテリーが存在しますが、「リン酸鉄系」はその中で現在、価格的にも安全性的にも、車両に搭載するうえでは最も向いている安全性の高いリチウムイオンバッテリーです。
現在世に出回っている有名なポータブル電源や、電気自動車メーカーのテスラですら、当初は三元系を使用していましたが後にリン酸鉄系に切り替えたほどです。
弊社では創業当初よりリン酸鉄リチウムを採用し、ノンガレージ・全国出張・少数精鋭で、車に合わせて1台1台組み上げ延べ200台以上のキャンピングカーを「青空の下で電源探しに縛られる事なく自由な旅が出来る」”BLUE SKY CAMPER”に変身させてきました。

以下では、リン酸鉄リチウムのメリットについて詳しくご紹介します。

まずはこれに尽きます。鉛バッテリーは「大電力機器を使うほど、小電力を使う時に比べて使用可能な電気の総量が減る」という厄介な特性があります。

エアコンや電子レンジ等の大電力機器を使うほど、表記してある容量(電力量)より使える電力が少なくなるわけです。そのため、容量を表す際も「時間率」という単位が使われます。「何Aの電流で何時間使える容量です」という、いわば「但し書き」です。

リチウムにはその特性がほぼありません。大電力機器を使った場合も表記の容量(電力量)がほぼそのまま取り出せます。

そのため、数値上は同じ容量表記であっても、実際の使用感は数倍に感じられます。

放電:大電流放電に耐え、上記のように消費電力の大小による取り出せるエネルギー総量の変化がほぼありません。

充電:受電性がとてもよく、大電流での高速充電に対応します。

鉛よりもエネルギー密度が高い=小さく軽いです。

よく使われる鉛105Aバッテリーが1個約23㎏ほどなのに対し、当方で採用の生セルの場合は100Ahあたり約7kg。400Ahでも約30㎏、600Ahで約43kgと、鉛の30-35%ほどです。

しかも上記の通り、取り出せるエネルギー量は鉛と比べて多くなります。

以下の写真は鉛2個(200Ah)→リチウム600Ahにした時の写真です。白い箱の中に600Ahが収まっています。

施工前。鉛2個(200Ah) 重量約50㎏。使用可能な電力は多く見積もって60%=120Ah

施工後。同じスペースに600Ah。重量約45㎏。軽くなるうえ、容量は3倍。実際に使用可能な電力は計算上5倍。

上記の通り、鉛の場合は使う電力の大きさによって取り出せるエネルギー量が変わってしまうため、バッテリーメーターの値と実際の残量とで乖離が起きる事があり「バッテリーメーター的にはまだ余裕があるけど、実際はいつ切れるかわからない」という懸念がいつもつきまといました。

リチウムの場合は大電力使用による容量減がほぼないため、

「バッテリー容量÷消費電力=使える時間」という計算が成り立ちます。

そのため、例えばスマホと同じように正確な残量計測・表示が可能となります。残量はスマホでご確認いただけます。これは「同じバッテリー切れ」をするにしても「いつ切れるか?」が予想できるため精神衛生上とても良いはずです。

スマホ画面で残量だけでなく電圧、充放電量、温度などもリアルタイムで確認可。

以上の事から、リチウム換装後は「バッテリー残量を(ほぼ)気にしなくてもいいキャンピングカーライフ」が実現する事と思います。

換装した方皆様がおっしゃいます。「鉛には戻れない」

まさに「電源を制する者はキャンピングカーライフを制す」です。

鉛時代のように、キャンプ場やRVパークなどでの電源探しに縛られることのない、「自由なキャンパーライフ」を楽しんでほしいです。

Energize The New Era of Camper World